予材管理クラウドサポートスタッフの村瀬です。
私が所属するアタックスグループは、税理士事務所が源流となっています。
そのため、税理士・会計士が多数所属しているのですが、彼らはみな、口をそろえて次のように言います。
「倒産しない会社の社長は、数字に強い」
数字に強い社長は財務三表と呼ばれる、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書をはじめ、会社ごとに重要な指標を毎月必ず確認・分析しています。
また、数字に強い社長の会社は、月次決算が出来上がるスピードも早いそうです。
(アタックスグループが主催している企業視察会に参加した際に聞いたのですが、ある飲食店グループの社長は、消費者のトレンドは、売上で読み解くことができるからと、毎日数字を締め、分析をしているそうです)
さらに、それぞれの数字や指標の「あるべき姿」を持っていて少しでも数字におかしな動きがあったら、原因を調査し、早め早めに手を打っていくそうです。
そうしないと、この変化が早く激しい社会では、生き残っていけないからです。
ただし、正確な財務分析を行うためには、元となる売り上げや経費の数字を正確に記載してあることが大前提です。
営業活動を正しく分析できていますか?
では、営業現場ではどうでしょうか?
私は財務三表の代わりになる一つが、「予材管理シート・KPIカウントシート」だと思っています。
現在の実績数字だけでなく、将来にわたって、営業活動がどうなっているか、売り上げがどう推移していくか見ることができるからです。
また、「予材管理シート・KPIカウントシート」を正確に記載し、分析することで現在の営業組織が抱えている問題も浮き彫りにすることができます。
たとえば、「仕掛が順調に推移しているが、KPIカウントシートを見ると十分に活動していない」
そんなときは、「商談に時間を取られて、将来に向けての活動ができていない、数か月後に商談数が落ち込み、実績も落ちる」ことが予想できます。
ただし、正確に記載しなければ、真価を発揮できないのは財務諸表と同じ。
御社の営業の皆さんは、早く、正しく、事実を入力していますか?