予材管理の現場から 予材管理ブログ

正しい営業の処方箋、出せていますか?

予材管理クラウドサポートスタッフの北村です。

私は以前、突然左目だけ視界不良になり、それと同時に夜も眠れないような頭痛に襲われたことがあります。

その時私は、視界不良は「最近忙しかったし、目が疲れているのかな…」。
頭痛に関しては、「いつもより酷い偏頭痛だな…」くらいにしか考えず初めは市販の鎮痛剤を飲んでいました。

しかし、市販の薬を飲んでも症状は全く良くなりません。

激しい頭痛が何日も続き、さすがに耐えかねて病院に行きましたが、「偏頭痛ですね」と言われ鎮痛剤が出されただけ…。

病院で出してもらった鎮痛剤を飲んでも治らず、今度は仕事の合間に頭痛専門の病院に行き点滴を打ってもらいましたが、それでも治りませんでした。

半ば諦めはじめた頃、「明日、遠方まで車で営業に行ってきてほしい」と言われたのです。

激痛の中、長距離運転に耐えられるかも不安でしたが、それ以上に視界不良での運転が怖かったため、私は目薬をもらいにその時初めて「眼科」へ行くことにしました。

原因は「目」にあった!

すると、思いもよらぬ事実が判明したのです。

眼科で診察してもらうやいなや、

「知り合いの先生がいる大学病院へ紹介状を書くから、明日朝一で行きなさい!!
いつからこの状況だったの?!」

と先生に怒られました。

なんと「偏頭痛」だと思っていたひどい頭痛は「偏頭痛」ではなく、すべて目の病気から来ていた症状だったのです。

「目が疲れているだけかな」と思っていた視界不良も同じくその病気から来ていたものでした。

予想外の事実に驚きつつ、言われた通り大学病院に行き、やっと症状から解放されることができました。

はじめから眼科に行っていれば…。

そんな思いが頭をよぎりましたが、そもそも私は激しい頭痛にばかり焦点が合っていたため、「眼科」に行くという考えは頭にありませんでした。

この時ほど問題に対して色々な切り口から考えることが大切だと実感したことはありません。
加えて、「…かな」、「…だろう」という根拠のない予想を元に対処してしまったことが何よりの原因です。

営業活動も「感覚」でPDCAしていませんか?

営業活動においても、「問題点がどこにあるのか」があやふやまま、感覚値でその時々の改善を施してしまう方がよくいらっしゃいます。

「…だろう」というあいまいな予想から改善を繰り返しても、結果に結びつけられる保証はありません。

それに加え、その改善の結果、仮に状況が良くなったとしても「本当にその改善策から得られた結果なのか」が分からないため、「再現性」のある活動とは言えないのです。

予材管理では、予材管理シート、KPIカウントシートの双方から感覚値ではなく見える化された事実にそって問題点を考えます。

計画通りに訪問しているのか?
会うべき人に会いに行けているのか?
予材の選定は合っているのか?

感覚値ではなく、見える化された事実を俯瞰してとらえることにより、問題点を的確につかむことができるのです。

予材管理クラウドを導入されている方であれば、活動遅延率、予材の更新率などの数値を容易に算出することもできます。

先日も担当している企業様の予材管理クラウドから見込み、仕掛り、白地の数値、活動遅延率、予材更新率、予材管理クラウドへのログイン回数に至るまですべて数値化し問題点を分析しました。

「症状を正しく分析し、正しい処方箋を出す」それを実現できるのが予材管理です。

みなさまも経験や感覚値を頼りに処方する薬を誤っていませんか?

私のように「もっと早く正しい処置をしていればあんなに苦しまずに済んだのに…」
とならないためにも、ぜひ予材管理をおすすめしたいです!