物事があるべき姿でない時、私たちは自然と違和感を覚えます。
例えば、先月のままページが変わっていないカレンダーや12月26日に街で見かけるクリスマスの装飾、部屋の模様替えをした時はその配置に慣れるまで変な感じがしますよね。
意識をして考えなくても、パッと見たときに自然と違和感を覚える。これは体に染みついているあるべき姿と違っているからです。
私には最近、見るたびに違和感を覚え、ムズムズする光景があります。
それは、わが家の外の光景です。
以前ブログでも書きましたが、北村家はイベントが大好きです。北村家のリビングは季節のイベント毎に装飾が施されます。
3月はひなまつりでしたので、リビングには7段飾りのお雛様が登場しました。おそらく5月には弟の兜飾りが登場することでしょう。
去年の母の誕生日ではリビングが風船で埋め尽くされました。(父が一人で全ての風船を膨らませました)
そして、ご存じの方も多いかと思いますが、わが家の最大イベントはクリスマスです。
クリスマスはリビングだけにとどまらず、家の外も電飾で装飾されキラキラになります。実はこの電飾こそが、いま私に違和感を覚えさせる犯人です。
クリスマスが終わり数か月経った今も、クリスマス用に装飾をした電飾が毎日キラキラと輝いているのです。(さすがにミッキーのサンタさんなど、クリスマスが全面に出ている装飾は片づけました)
しかし、通常、わが家では、どんなに飾り付けに時間がかかっても、風船を膨らますのに苦労したとしても、イベントの装飾たちはイベントが終わったらすぐに片づけられてしまいます。
つまり、“イベントが終わってもずるずると装飾がそのままになる”という状態はほぼありません。
それがわが家のイベント後のあるべき姿なのです。
ところが、本来片づけられているはずのものが今もそのままになっている…。そのため、私は家の外で輝く電飾を目にするたびに自然と違和感を覚えてしまうのです。
そのことを父に訴えてみたところ、わが家の周りは夜になると暗いので、明るい方がいいかなと思いそのままにしているとのことでした。
確かに、明るいことはいいことですし、季節関係なく装飾をしている方もいらっしゃるのでいいのかもしれません。
しかし、イベントが終わったら即撤収!があたりまえで育ってきた私はどうしてもムズムズしてしまいます。
予材管理シートに違和感を感じたことはありますか?
予材管理シートやKPIカウントシートも見たときに、あるべき姿でなければ違和感を覚えます。
例えば
- 予材管理シートの活動予定日が予定日を経過したまま放置されている
- 予材の選定理由が一言
- 予材のアクションプランが定型文(同じ文言をコピー&ペーストしている)
- 設定した計上月が過ぎている白地、仕掛りが予材管理シートに残っている
- KPI対象が少ない
- KPIカウントシートに予定が立っていない
など、あるべき姿でない予材管理シートやKPIカウントシートを見たときに自然とムズムズしてくるのです。
しかし、そもそもあるべき姿が分かっていない営業パーソンや、あるべき姿でないことに慣れてしまい、感覚がマヒしてしまっている営業パーソンは違和感を覚えることができません。
そのため、本来、気持ち悪いはずの状態でも指摘されるまでそのままにしてしまいます。
みなさんは自身の予材管理シート、KPIカウントシートを見たとき、違和感を覚える点はありませんか?
「全くわからない…」という方がいらっしゃれば、上司の方に違和感を覚える箇所がないか聞いてみるといいかもしれません。
まずは“あるべき姿を知る。”これが第一歩です。
あるべき姿に近づけるために試行錯誤を繰り返し体得することができれば、自然と違和感を覚えるようになり、おそらく営業活動も変わってくると思います。