予材管理クラウドサポートスタッフの北村です。
先日、新年度を迎えるにあたって横山の著書、「入社1年目からの絶対達成入門」を改めて読み返していました。
弊社に入社してから常に頭の中にある「あたりまえの基準」という言葉。
仕事以外の場面でも、ちょっとダメな考え方をしてしまいそうになる時、ダメダメ!「あたりまえの基準」を下げちゃだめだ!!と思うと踏ん張れることも多く、自分を高めてくれる言葉でもあります。
予材管理ブログを読んで下さっている方でも、「あたりまえの基準」という言葉は常に意識されているという方は多いのではないでしょうか。
あたりまえの基準ってどんなもの?
では、改めて…
「あたりまえの基準」とはなんですか?
と問われたら、答えることはできますか?
「入社1年目からの絶対達成入門」で「あたりまえの基準」とは、
- 3回念を押されると腹が立ってくること
- 1秒以内で「そんなこと、あたりまえだ」と即答できること。
と述べられています。
例えば、「後悔のない人生を送りたい。だから1日1日を大切にしなくてはいけない。」と常に考え生活をしている人がいたとします。
その人に「人生は1度きりだからな」と言ったら、「そんなことあたりまえだ」と即答するでしょう。
それにも関わらず、
「人生は1度きりだから、後悔しないように生きなくちゃいけないよ」
「日々をあたりまえに過ごしている人が多いけど、今日という日は1度きりなんだ。大切にね!」
「最後にもう一回だけ言っておくよ?人生は1度きりだ。だから後悔のないように生きなさい」
と言われたとしたら、腹が立ってくるのを通り越し、不安になってくるかもしれません。
「どうしてこの人はそんなあたりまえのことを言ってくるのだろう…」
「もしかして、この間の健康診断で何か悪いところでも見つかったのかな…」
「それとも、この人になにかあったのかな?」
あたりまえだと思っていることに対して、改めて念を押されて言われると、余計なことまで色々と考えてしまい、不安にすらなってくるかもしれません。
それくらい無意識のうちに「そういうものだ」と考えていることが「あたりまえの基準」です。
一方、特に何も考えずに日々を過ごしている人に「人生は1度きりだから、後悔しないように生きなさいね」と言ったとしても、「確かにそうなのかもしれないけど、でもね~…」といったようなあまりピンときていない返答がきます。
なぜなら、その人にとってその考え方は「あたりまえ」ではないからです。
あたりまえの基準とはなにか?を理解していれば、自分のあたりまえの基準を確認するときにも便利です。
「問われたとき即答できなかった」「念を押されてもなんとも思わなかった」のであれば、「あたりまえ」になっていないことが分かります。
部下<と「あたりまえの基準」を共有できていますか?
では、みなさまの組織のメンバーに、「目標は絶対に達成させるものだぞ」と言ったとします。
そのとき、「そんなのあたりまえですよ!!」と即答すると思う人を頭に思い浮かべてみて下さい。
頭にすぐ思い浮かぶメンバーは何人いますか?
「あいつは即答するかな…いや、どうかな…うんするな!」と少しでも悩むメンバーはカウントしません。
なぜなら、その人はまだ「絶対達成」が「あたりまえ」にはなっていないからです。
もしも、メンバーの顔が全く思い浮かばない方がいらっしゃったら、予材管理がおすすめです。
横山の著書「予材管理のすべて」でも述べられていますが、予材管理の考え方は営業・マーケティング活動、そして経営を根本的に見直す手法です。
そのため、予材管理は生半可な気持ちでは取り入れることはできません。
だからこそ、導入するからには「絶対にやり切る」「最低でも目標を達成させる」という強い覚悟が必要になり、全メンバーが「目標を達成するのはあたりまえだ」という価値観を持って、定められた目標に意識を向かせることができます。
予材管理を取り入れて、「目標達成?そんなのあたりまえですよ。“最低でも”目標達成なんですから」と即答できる組織にしませんか?
そんな組織、想像しただけで胸が高鳴りますよね。