予材管理クラウドサポートスタッフの北村です。最近、私の弟が料理をするようになりました。
平日休みで家に誰もいない時に、昼食を自分で作り食べているそうです。
夕飯のおかずも作ってくれていることがあるため、母は「助かるー!」と大喜びしています。
私は1回も実家から出たことがない弟のことを少し心配していたので、(大きなお世話だと言われそうですが)「能動的に料理にチャレンジするようになってよかった!」と思いながら、作ってくれたおかずを美味しくいただいています。
私が料理をはじめた理由
一方の私は、現在実家暮らしですが、5年ほど一人暮らしをしていました。
一人暮らしをはじめる前は、実家では料理をほとんどせず、料理をするのは、何か特別な理由がある時だけでした。
母が風邪をひいた時、バレンタインでお菓子を作る時…そういったときにだけ実家のキッチンに立っていたのです。
料理を少しずつ勉強するようになったのは大学に入ってからで、その理由も当時付き合っていた彼氏が一人暮らしをしていたため、ご飯を作ってあげたかったから。
よって、弟のように、なにか理由がなくても能動的にキッチンに立ち料理の練習をしたことはほとんど無かったように思います。
そんな私が、きちんと料理に励むようになったのは、一人暮らしを始めてからです。料理が出来なければ、外食か買ってきたものを食べることになります。それでは栄養が偏り、経済的にもよくない…。
そこでやっと、料理の基礎本を買い、ネットで調べ、電話やLINEで母に教わりながら日々料理の勉強をするようになりました。
「問題が発生したのでようやく動いた」というわけです。
調理器具は一人暮らしの自分の家よりも、実家の方がそろっていましたし、母に料理を教わるのであれば実家にいたときの方が断然教わりやすかったはずですが、必要に迫られるまで動かなかった…。
一人暮らしを始めてから「もっと料理をしておけばよかった」と後悔したことを覚えています。
能動的に行動できていますか?
「自ら動いたのか」、「発生して動いたのか」では大きく違いますよね。
予材でも、営業パーソンが「動かした予材」と「発生した予材」があります。「発生した予材」のことを、弊社桑原は「仕掛かっちゃった予材」とよく言っています。
誰に会うべきなのかを考え、定期接触を繰り返し、仮説を検証しながら仕掛けていく。そうして「白地」を「仕掛り」へ営業パーソンが動かしていくのが、本来の流れです。
しかし、同じように定期接触はしていても、仮説を検証できず、自ら仕掛けにいけないまま時間だけが過ぎてしまった…けれども定期接触をしているうちにお客様から「これってお願いできる?」と依頼を受け、仕掛りになった。
これは「仕掛かっちゃった予材」。
こちらから仕掛けたのではなく、活動の中で「発生した」予材です。
「再現性」がほしいなら、能動的に活動しよう!
仕掛かっちゃった予材の特徴の一つは、予材を描いて活動をし始めてから通常よりも長く時間が経過している点です。
仕掛けられずに時間ばかりが経過してしまっていると「仕掛けるはずの予材」が形を変え、「仕掛かっちゃった予材」になってしまいます。
会うべき人に定期接触が出来ていることは良いことですが、能動的にPDCAを回さなければ達成の再現性は生み出せません。
今、ご自身の仕掛りを見たときに、「これは自分が仕掛けて動かした予材!」と言える予材はいくつありますか?
「仕掛かっちゃった予材」ばかりにならないように、ぜひ能動的に活動してくださいね!