予材管理クラウドサポートスタッフの北村です。
「話しのネタが無い」
予材管理を実施している営業パーソンとお話していると、よく耳にするこの言葉。
予材管理では、潤沢な予材資産を形成するために、ポテンシャルがある先へ定期接触を行い、信頼関係(ラポール)を築くことが大切です。
しかし、その重要性は分かってはいても、訪問を重ねるうちに、「ネタ切れだ」・「お客様先に行って何を話したらいいのか分からない」・「話すことが無いのに訪問するのが億劫だ」と頭を抱える営業パーソンがよくいらっしゃいます。
定期接触を行う水まき活動では、「お客様視点」でお客様にとって有益な「情報」を提供することが重要です。
はじめは自己紹介や会社紹介といった、誰もがネタ(情報)に困らない状況からはじまりますが、回数を重ねていくにつれ、手持ちのネタ(情報)だけでは限界が訪れるのです。
確かにお決まりのネタ(情報)には限りがあるため、それだけで勝負をしていたらネタ切れになっても不思議ではありませんよね。
そうなると、「訪問しても…」と思い始めてしまう営業パーソンが出てくるのです。
話のネタは持っているものではなくて取りにいくもの
話しは変わりますが、私は先日、家に帰るなり父から「この間のしゃべくり007(テレビ番組)に乃木坂46が出ていたから録画しておいたよ♪」とニヤニヤしながら言われました。
(父がニヤニヤしながら言ってくるときは、「すごいだろー!!」と褒めてくれるのを期待している時です)
私が乃木坂46の白石麻衣さんが好きなので、出演を知り録画しておいてくれたのです。
また別の日には、「そういえば、白石麻衣って子、2018年上半期のCM女王なんでしょ?!」と父に聞かれ、白石麻衣さんネタで話しました。
ただし、父は白石麻衣さんのファンではありません。ですが、父は常に情報に敏感で、私が興味あるネタをいろいろと知っています。
私から直接聞いていなくても、母から情報を入手したり、さまざまなところ・場面から情報収集をしているのです。
時には、私の興味があるか否かに関わらず、最近話題のネタを入手してきては、私に投げてきます。
「ねぇ、〇〇って知ってる?」
私が興味を示せばその話題で盛り上がり、私が興味を示さなければ、「なんだ、外したか」といった反応をします。
恐らく、娘とのコミュニケーションのために、常に情報をキャッチするためのアンテナを張り巡らせているのです。
反抗期が長かった私は、父のそういった努力がなければ、会話をすることがほとんどない関係になっていても不思議ではありません。
反抗期では特に理由もなく「父と話すのが嫌!」と思っていても、父が有益な情報を投げかけてくるのでついつい話してしまう…。なんてことも多々ありました。
「そこまでしなくちゃいけないのか?」と思った方もいるかもしれません。
しかし、そのように努力・工夫をしてネタを振ってきてくれるからこそ、私も父が好きそうなネタを見つけては話しかけるようになっていったのだと思います。
お決まりのネタだけで勝負しようとしていませんか?
営業活動も親子関係も、「ネタがないから話せない」という状況になってしまうか否かは、自身でネタを探しにいっているのか否かで大きく変わります。
最近の若い子の話題にはついていけないよ…と決めつけ、学校の話や部活動の話など、振りやすいネタのみで会話をしていたら、親子の会話もパターン化し、次第に何を話せばいいのか分からなくなった…、会話が減ってしまった…という状況になるかもしれません。
お決まりの持ちネタ(情報)だけで永遠に勝負できる!という人はそういないと思います。
水まき活動で「ネタがない…」とお悩みの方は、「ネタ探しをしているか?」・「情報を得るためにアンテナを張り巡らせているか?」とぜひ自身に問いかけてみてください。
自ら探した有益なネタ(情報)があったら、お客様に会いに行くことも楽しみになりませんか?
ぜひネタ探し名人を目指してみてください!